トップスローライフの実例植物に触れる「バルコニーガーデン」

[植物に触れる]
バルコニーガーデン

マンションのバルコニーで、ガーデニングや家庭菜園をたのしむ方が増えています。
土いじりをしたり、花を育てたり、緑を見ているとココロがほっこりしますよね。
季節ごとに咲く花を見て、お家にいながら季節感を感じたり、
トマトやキュウリなど、家庭菜園でとれた野菜を食卓に並べてみたり。
ココロが充満たされていくのを感じるはずです。
一戸建て住宅の場合はすべて個人のスペースだからいいのですが
集合住宅・マンションでは、他の住人さんに迷惑にならないよう注意が必要です。
ここでは集合住宅でガーデニングをする際のマナーや
ちょっとしたコツを紹介します。

バルコニーガーデニングのマナー

①避難通路を確保する

マンションの場合、バルコニーは共用部分です。非常時には避難経路となります。部屋が隣接しているバルコニーの場合は、バルコニーの間仕切りの前は人が十分に通れるスペースをつくりましょう。また、非難はしごがある場合も同様です。

②排水溝のつまり・水やりに注意

こぼれた土や落葉を放置すると排水溝がつまり住民の皆さんに迷惑をかけることも。こまめな掃除が鉄則です。また、水やり時に階下や隣に水が流れないように気をつけましょう。

③勝手に改造しないこと

マンションの場合、バルコニーは共用部分にあたるため、住戸の居住者が専用的に使用できるものの、改造を加えたり、物置を置いたりしてはいけません。管理規約を確認の上、床にひくデッキパネルやラティスを上手に使ってガーデニングをしましょう。手すりにプランターをかける場合も、手すりの高さより低く、内側に設置しましょう。

④重量に注意

土が入っている鉢などは意外と重量があります。バルコニーは構造上耐えられる荷重が決まっています。マンションによって違いがあるので予め確認の上、鉢などを置き過ぎないようにしましょう。

⑤室外機の排気が届かない場所で

バルコニーにエアコンの室外機がある場合、排気が当たらない場所に植物を置きましょう。花は室外機からふき出す排気に弱く、枯れてしまいます。

バルコニーガーデニングのコツ

①日照条件などに合う植物を選ぶ

まずはバルコニーの日照条件を把握します。植物の性質に合わせて鉢を置く場所を決めていきます。

「バルコニーガーデンに最適な植物」はこちら↓
②立体的に配置する

ハンキングバスケットやフラワースタンドなどを上手に使い、高さを工夫することで日当たりと通気性を確保できます。また、花の配置はバルコニーに出た状態で考えるのではなく、家の中からどのように眺められるかを考えながら決めましょう。

③デッキパネルなどを活用する

バルコニーはコンクリートの床や壁からの照り返しが強く、夏は特に高温になりやすくなります。床に直接鉢を置くのではなく、デッキパネルなどを敷くとよいでしょう。また、見た目にも綺麗です。 ※デッキパネルは、1平米あたり約8,000円〜10,000円程度で購入できます。 <バルコニータイルについて> バルコニーは、「部屋の外」と思っていませんか?リビングから見えるバルコニーは、一体化していると考えてください。そう考えると、床がコンクリートむき出し、というのは無機質な感じがします。バルコニータイルをひくことで、リビングとの一体感もでて広がりを感じるはずです。業者に依頼すると、収まりもきれいですが、ホームセンターに多種類おいているので、自分で施工してみるのもよいでしょう。

バルコニーガーデンに最適な植物

日当たりを好む植物

①バジル


育てやすい野菜として有名なバジル。特別なものを用意する必要もなく、
失敗しにくい植物なので初心者の方におすすめです。
サラダや、パスタ、ピザなどトッピングとして使うことが多いです。


②ジャーマンカモマイル


一年草。
花の部分は薬用として利用されており、乾燥させて薬用茶にします。
体調が悪いときはポカポカと体を温めてくれ、
なかなか寝付けないときは、はぐっすり眠らせてくれます。
赤ちゃんや子どもにやさしい飲み物でもあります。
古代エジプトから使われていた古い薬草のひとつで、
鎮静効果を持つため体の不調を治すために用いられたりもしました。


③パンジー、ビオラ


パンジーといえば、小学校の花壇や歩道脇にあるお花畑を思い出します。
色とりどりで、とてもかわいいお花です。
華やかなので、ガーデニングの際も寄せ植えにほんの少しあるだけでも
まわりが一気に明るくなった感じになります。
パンジーによく似ているのが、ビオラ。
パンジーとビオラの差は、花の大きさです。
大きな花はパンジーで、小さな花はビオラになります。
こんなにかわいいお花なのに、寒さに強く、丈夫なので初心者でも育てやすいです。


④ミニ薔薇


ミニ薔薇は、鉢植えで手軽に育てられます。
一般の薔薇と比べて花は小さいですが、花数は多いです。
薔薇は、その見た目の美しさもさることながら、「香り」がステキです。
その甘い香りはアロマでも人気です。
ポプリにする際は香りがほとんどなくなってしまうことが多いので
エッセンシャルオイルを数滴入れるとよいでしょう。


半日影でも育つ植物

①イタリアンパセリ


バルコニーだけでなく、キッチンでも育てられます。
サラダにつかったり、小さく刻んでシチューにいれたり・・・。
料理のアクセントとして、いろんなシーンで活躍します。


②ミント


飲物やスイーツについているアクセントとしておなじみ。ガムやあめの味としても有名ですね。
それだけでなく、お料理にもとってもよく合うのがミントです。
ミントは繁殖力が強いので、他の植物を枯らしてしまいます。
ですので、ミントを植えるときは、ミントだけにしてください。


③インパチェンス


一年草。
種類は、一重咲きと八重咲きがあるのですが、
八重咲きの姿はミニ薔薇にとてもよく似ています。
一重咲きは、パンジーに似ています。
耐陰性があるので、バルコニーで育てるのにピッタリです。


④ローズマリー


ローズマリーには集中力や記憶力を高める効果があります。
指でさわると、香りがすぐにつくのでリラックスしたいとき、葉っぱをよく触ったりします。
また、花粉症の症状なども和らげてくれる効果もあるようです。
アロマでも人気の香りですが
サシュにしてクロゼットに入れておくと、衣類に香りがほのかにつくだけでなく
防虫効果もあるのでうれしいです。
プランターでも簡単に栽培できますが、地植えすると大きくなり一年を通して楽しめます。


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